7月下旬に、中区認定店「レストランタマガワ」マスター・小澤栄太郎氏からメールで「話があります。」と。
ああ、ついに、その時はやってきたのかという直感。
その一年ほど前からいろいろ事情は伺っておりました。
東京は府中市、店名の由来である多摩川の畔で初代・小澤健之助氏が戦前から創業し、戦後から洋食屋へ業態転換し横浜の地で40年以上人々の舌を魅了してきた「レストランタマガワ」。今月9月30日(土)をもって、その長い歴史に幕を閉じます。
40年以上継ぎ足してきた秘伝のデミグラスソースが隠し味のナポリタン。わからないようにセロリが入っているのが特徴でした。
そのデミグラスソースは「どっちの料理ショー」にも出た事のあるオムハヤシで十二分に堪能できます。
生姜焼きなんてのも単純なようで奥が深い味わいです。
2011年から日本ナポリタン学会は「認定店舗制度」を緩やかに進め、閉店店舗も含めると20店舗以上となりました。
単純にここが美味い、とかだけであれば、今のご時世簡単に収集できるのでしょうが、横浜生まれと言われるナポリタンと、それをメニューに入れる横浜の飲食店の方々とコミュニケーションを取りながら認定店舗を増やしていく今のやり方は自己満足かもしれませんが個人的には好きです。もっともっと認定店舗にしたいお店は山ほどあります。飲食店の経営は厳しいと言われる昨今ですが、そんな中頑張っている人たちがたくさんいます。
私たちができることはそのお店をナポリタンを通じて「応援」することしかできません。コンサルとかそんなことは全くできませんが、たまに店主の愚痴のひとつでも聞いてあげられれば。そんなスタンスなので、緩やかに認定店舗を増やしている感じです。
「タマガワ」の話から逸れました。思いはたくさんあるのですが、続きは「はま太郎」で書きたいと考えております。